[記事公開日]2015/11/11
[最終更新日]2019/02/26
両面テープの構造、使い道、はがし方について
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粘着テープには、様々な種類のテープがあります。
セロテープ以外にも、マスキングテープ、両面テープ等々…
そこで、今回はセロテープではなく、両面テープについて解説していこうかと思います。
Contents
両面テープとは
セロテープは「貼る」「留める」という使い道があります。
粘着テープ全般がこの使い方をされると思います。
一方、のりなどの粘着剤は、「物と物を貼り合わせる」為に使われます。
セロテープでも、切ったセロテープの端と端をくっつけて丸くする事で、物と物を貼り合わせる事ができる状態にできます。
しかし本来の用途ではなく、その形では耐久性にも乏しいです。
ですが、粘着剤の用途を果たせるテープがあります。
それが両面テープとなります。
両面テープの構成
セロテープは剥離剤、セロハン、下塗剤、粘着剤の4層で構成されています。
では両面テープはどういった構成でできているか。
それは、粘着剤、支持体、粘着剤、剥離ライナーの4層となっています。
表も裏も粘着しないといけないので、粘着剤が2層あるのは当然ですね。
支持体とは、セロテープにおけるセロハンの事です。
両面テープの支持体は様々な物があり、紙や布、不繊維、用途によってはプラスチックやゴムもあります。
この点はセロテープと違い、飲み込むと人体に影響が出る可能性のある物もあるので、注意しましょう。
そして剥離ライナーとは何か、というと剥離剤の代わりとなるツルツルの紙です。
用途は剥離剤と同じで、両面テープの粘着剤を守る為の物です。
これら4層により、両面テープは構成されています。
両面テープの使い道
両面テープはのりなどの粘着剤と同じような使い道があります。
セロテープとは違って、メモを留めておくのには向きません。
しかし封筒を封かんするには、セロテープよりはビジネスマナー的に良いと思われます。
セロテープを使って封筒を封かんするのは、ビジネスマナーとしては微妙です。
良しとされている会社もありますが、NGとしている会社も多いです。
しかし両面テープであれば、のりと同じように使えるので、封筒の封かんも問題なく行えます。
つまり両面テープはのりやボンドと同じ用途で使用ができるのです。
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両面テープにおいて重要なもの
セロテープは仮止めしておく事が少なくない為、粘着力に関してはそこまで重視されません。
しかし両面テープはのり、ボンドなどの接着剤と同じように使われる事も多い為、粘着力が重視される事が多々あります。
ご存知でしょうか。
住宅のカーペットやフロア材、あるいは人工芝なども、両面テープで接着されているのです。
そうやって接着されているという事をご存知ではない方も多いと思います。
両面テープは見えない所でその実力を発揮しているのです。
セロテープは表方として出れますが、両面テープは完全に裏方なのです。
何故なら両面とも何かに貼り付いているから、実際に役に立っている所では、その姿を見る事ができないのです。
そして、前述の通り人工芝などでさえも接着するという、凄まじい粘着力を持っている事もあるのです。
両面テープにとって、強力な粘着力は必要不可欠なのです。
両面テープのはがし方
基本はセロテープのはがし方と同じだと考えてください。
ただし、上述したように両面テープは粘着力の強いものが多いです。
なので、セロテープでははがせても、両面テープだと上手くいかない……
そういう事もあるかと思います。
ですので、より強い粘着力のあるテープでもはがせる方法を以下に説明します。
ただし、あくまで強力なテープをはがすという事に力を入れている為、貼り付けてあった素材が劣化する、などのケースも考えられますので、よくよく考えてから行なってください。
キッチンペーパーとお酢を利用してはがす
キッチンペーパーにお酢を染み込ませ、はがしたいテープに重ねて、しばらく置いておきます。
この際、上からラップを覆い被せるとより効果的です。
しばらく時間が経ったら、テープをゆっくりとはがしていきます。
非常に効果があります。
それでもまだはがれ難い場合は、はがしながら、とどめとばかりにお酢をつけて行きましょう。
粘着剤自体、お酢をつけると弱くなります。
お酢のついたもの、キッチンペーパーの他にもコットンなどで構いません。
それらを使えば、はがしやすくなります。
ハンドクリームや消しゴムを使う
両面テープがはがせても、まだ跡が残っている……
そんな時には、ハンドクリームがオススメです。
ハンドクリームを指につけて、粘着跡をなぞれば、残った跡もあっさり取れます。
それでもまだ残っているなら最終兵器、消しゴムの出番です。
消しゴムでこすると、不思議と粘着跡が取れていきます。
粘着剤が強力すぎると悩んでいるあなた、是非この方法を試してみてください。
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