[記事公開日]2015/10/26
[最終更新日]2019/01/13

セロテープで破れたお札や、本の補修をする


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破けたお札にはセロテープを使っていいのか

何らかの要因でお札が破れてしまう事がありますよね。

そうして破れたお札にセロテープを貼っていいのか、という疑問があります。

お札はセロテープで補修をしても大丈夫です。

ただし、自販機などでは使用ができなくなります。

特に注意して頂きたいのですが、自販機で使用してしまうと、詰まります。

応急処置として使用する事はできるのですが、銀行に行って交換してもらった方がいいです。

また、破れて2つ以上に分かれてしまったお札に関しては、補修した際に一連番号が一致している必要があります。

でないと、偽造紙幣になってしまい、使用すれば法に触れます。

 

破れたお札の交換ルール

セロテープから離れますが、銀行で破れたお札を交換してもらうには、ある程度のルールがあります。

お札の2/3以上が残っていれば、全額交換してもらえます。

ただし2/3以下、2/5以上しか残っていないと、半額しか交換してもらえません。

2/5以下になるとお金としての価値が認められず、交換不可となります。

 

セロテープを使った本の補修の注意点

セロテープは便利で、本の補修にも当然使えます。

しかし本の補修は可能といえば可能ですが、セロテープで補修するとデメリットが生じます。

セロテープで貼って補修した場合、セロテープの経年劣化により、セロテープが変色してきます。

またセロテープ自体もガサガサになったりして、本の価値を下げてしまうという難点もあります。

そういったデメリットに目をつむれるのであれば、使用してもよいとは考えられます。

 

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本の寿命はどのくらいなのか

セロテープで本を補修すると価値が下がるといいましたが、では本の価値とは一体何なのか。

主に内容を指して価値を定義される場合が多いのですが、内容以外にもあります。

それは本の保持可能年数だと考えられます。

本はどの程度、保存可能なのかご存知でしょうか。

本に使われている紙の種類によりますが、耐久性の低い酸性紙ですら50年は保存可能と言われています。

一時期、アメリカやヨーロッパでは、発刊されて50~100年経った本が次々とボロボロになり、手で触れただけで粉々になってしまっていました。

これは「酸性紙問題」として社会問題となったそうです。

しかし、逆に考えてみると、50年も保存が可能なのです。

現代の日本人の平均寿命は男性が80歳、女性が86歳と考えても、80~90歳くらいまで生きられると考えられます。

そう考えると、1冊の本が自分の人生の半分くらいは持つ、という驚異的な耐久性を持っています。

さらに近年では酸性紙ではなく、中性紙を使用している本も多くなってきています。

中性紙は酸性紙の3、4倍の寿命があると言われている為、最低でも200年という事になります。

もはや一生ものですね。

そこまで長持ちする存在である事を考えると、セロテープで補修する事は、長い目で見ると逆に本を傷め、寿命を縮めるとも考えられます。

ちなみに昔の日本では和紙が使われていましたが、和紙の寿命は1000年とも言われているそうです。

鶴並の寿命ですね。

 

本の価値とは

上述しましたが、本の価値は本の内容、そして寿命の長さだと思います。

つまり内容の質×保持可能年数という事です。

そう考えると、そこにセロテープを使用する事で保持可能年数に影響を与える事になるので、結果的に本の価値が下がるという事になります。

本を長期間保存する事まで考えて、後世の人間にまで残したい、と思うのであれば、セロテープの使用は本の価値を下げてしまいます。

一方、本は今見る事ができて、これからの10年程度保存できれば良い、と考えるのであれば、現在の実用性を重視してセロテープで補修するのもありです。

とはいえ、後になってから、本をいつまでも残しておきたい、という気持ちにならないとも限りません。

セロテープで補修した後では、もう遅いのです。

よく考えてからの使用をオススメします。

 

2019/1/13追記

本の補修について、より深堀りしました。

セロテープは経年劣化する。図書館の本に使用はNG!本の修繕は専用のテープで

 

電子書籍の寿命

セロマトなのにセロテープ関係無いコーナーです。

本という存在の保存性などは上述した通りなのですが、では電子書籍はどうなのでしょうか。

電子書籍ならそもそも物理的な補修、補強の必要性がなく、劣化もしないので便利なように思えます。

しかし電子書籍にも難点があります。

それは電子書籍を閲覧するには、閲覧する為のツールが必要な点です。

電子書籍は今なら例えばiPad、スマホなどの道具を使う事で閲覧できます。

しかしツールは進化し、新しいツールが出てきては、前の世代のツールが使えなくなる、という事も起きます。

また、電子機器の記憶媒体の寿命自体が紙に比べると非常に短いです。

酷な使い方をすれば2年程度で使えなくなる事もあります。

データをバックアップし、移し変えるという作業をすれば、内容は保てますが、それを数年単位で行わなければならないのも手間です。

果たして本の方が優れているのか、電子書籍の方が優れているのか……

両方とも長所、短所があるので、自分のスタンスに合わせて選ぶと良いのではないでしょうか。


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