[記事公開日]2016/01/19
[最終更新日]2018/10/29
セロテープは英語でScotch tape、その理由は
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セロテープは英語で記述するとCellotape(セロテープ)となります。
そして英語ではScotch tape(スコッチテープ)と言います。
その理由については、ご存知でしょうか。
セロテープの出自、Scotch tapeと呼ばれている理由
そもそもセロテープは日本の会社が開発したのではなく、1930年(昭和5年)にアメリカの3M社が「スコッチテープ」として開発したのが始まりでした。
そしてGHQからセロハン粘着テープの発注をされたニチバンが、四苦八苦して開発して、出来上がったものが日本で広く使われている「セロテープ」なのです。
セロテープ自体、元はスコッチテープとして世に送り出された物です。
日本ではニチバンが「セロテープ」として商標登録していますが、アメリカでは3M社が「Scotch tape」として商標登録しています。
なので、アメリカでは一般的に「スコッチテープ」と呼ばれているのです。
しかしたまに「adhesive tape(粘着テープ)」とか「transparent tape(透明なテープ)」などと呼ばれる事もあります。
イギリスではSellotape(セロテープ)と呼ばれる
逆に、日本では何故セロテープと呼ばれるのか。
元々はセロハン粘着テープをニチバンがセロテープとして商標登録して、それが知れ渡った事からセロテープと呼ばれています。
しかしなんと、イギリスでもセロテープと呼ばれているのですね。
イギリスでは1937年に商品化されたそうです。
ちなみに日本でセロテープの開発が始まったのは1947年。
イギリスの方が10年早かったのです。
両方とも同じ「セロテープ」と呼ばれている事に何らかの繋がりがあるのでは、と調べてはみましたが、残念ながら繋がりを説明している資料は現状見当たりません。
たまたまセロハン粘着テープを親しみやすくしてみた結果が、「セロテープ」だったのでしょうか。
なお、イギリスではセロテープ社が商標登録しており、その登録の為に「Cellotape」のCをSにして、「Sellotape」としたそうです。
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セロテープの名称にまつわるあれこれ
国によってセロテープは呼ばれ方が変わってくるようです。
例えばオーストラリアだと、sticky tape(スティッキーテープ)と呼ばれています。
セロテープ自体は日本に限らず、全世界のあらゆる場所で使われているのですね。
そしてセロテープは商標登録された名称である為、NHKでは「セロテープ」と呼ぶ事ができません。
NHKは特定の会社の商品の名前を読み上げる事ができないからです。
NHKでセロテープを使用する時は、セロハン粘着テープと呼ばれるはずです。
アメリカに行ったら
当然ながらセロテープという名称はアメリカでは使えません。
セロテープは和製英語みたいな物ですから。
イギリスはセロテープと呼んでも通じますが、アメリカに行ったら、素直に「スコッチテープ」と呼びましょう。
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