[記事公開日]2016/04/13

セロテープアートとは。この工作はテープの無駄使いなのか。作り方とその是非について考える


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セロテープアートという物をご存知でしょうか。

セロテープを使用して、セロハン素材の小物を作ってしまうという、すごい工作なのです。

作るには膨大なセロテープと、時間を要します。

果たしてセロテープアートとは、一般人が作れる物なのでしょうか。

 

セロテープアートとは

まずセロテープアートとは、セロテープのみを使って立体、絵画作品を作る芸術技法です。

具体的にどんな物なのか、と知りたい方はグーグルで画像検索すると、山のように出て来ると思います。

そちらをご覧になると分かると思いますが、とにかくすごい!

なんとセロテープのみを使用して子犬やパンダなどの形を作り上げてしまうのです!

瀬畑亮さんという方がセロテープアートを始めたのですが、瀬畑さんの作ったアートはとても形が綺麗で、一見の価値があります。

そして、それを子供が夏休みの工作などで作れるように、と説明した物もあります。

 

夏休みの工作としての作り方

セロテープアートは一般人に作れるのでしょうか。

ズバリ、とても時間がかかります。

瀬畑さんは個展を開く事もあるそうですが、その際1日あたりの製作時間は15時間にも及ぶそうです。

15時間、もはや一般人が費やせる時間を遥かに超えています。

しかしそんなセロテープアートですが、子供向けとして3~4時間で作れる物が紹介された事があります。

まず新聞紙などを丸めてパーツを作ります。

丸めた新聞紙をセロテープで巻いて滑らかにします。

それらをセロテープで接着し、さらに白いセロテープなどを巻きつけていきます。

そしてセロテープの上から油性ペンなどで色を付けると、アートの完成となるようです。

仕上げに市販のニスなど使用すると、テープも剥がれ難くなるそうです。

大人が片手間で作るのは大変そうですが、子供が夏休みの工作として作るには持って来いです。

とはいえ、使用するセロテープの量も、小さいアートでも3、4個使い果たすそうなので、かなりの消費量になりますね。

 

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セロテープアートはセロテープの無駄遣い?

個人的に、セロテープアートは素晴らしい物だと思います。

まさか貼ったり固定したりする事が目的のセロテープを、芸術品にしてしまうのですから。

しかしネット上で調べてみると「セロテープの無駄」とか「もったいない」といった意見がチラホラとあります。

確かにセロテープアートはセロテープの無駄遣いと言われても仕方ないとは思います。

まずセロテープアートは、本来と違う用途でセロテープを使用し、その上使用量も普通なら短くて3cmとか、長くても1メートルくらいの所を数十メートルでも足りないくらい、豪快に使用します。

これには大抵の人は「尋常ではない量を使用している」と感じるはずです。

そこからさらに、日本人特有の「もったいない」精神が付くと、結果として「無駄遣い」という感覚になるのだと思います。

私はセロテープの無駄遣いという意見を否定はしませんが、セロテープアート自体は無駄ではないと思いたいです。

例えば芸術とは必ずしも、本来の用途で使用されている物だけで構成されているとは限りません。

予想外の存在を使った結果、芸術として未知の美しさが生まれてくる可能性があります。

芸術は決まった方程式から生まれるとは限らず、斜め上の発想が重要となる場合もあります。

何より、芸術は素晴らしいと感じさせる物に価値があります。

セロテープアートを素晴らしいと感じる人が居るなら、それは価値であり、無駄ではないのです。


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