[記事公開日]2018/11/30
ボタン電池はセロテープで絶縁して処分。じゃないと火災の原因に…
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2018年11月28日の朝、大阪府付吹田市にあるホームセンターで、火災が発生しました。
火災は10時間に渡り燃え続け、夕方の5時頃に鎮火しました。
ホームセンターは2階建て、延べおよそ3000平方メートルが全焼するという大火災でした。
そしてこの火災の原因は、なんとボタン電池が原因だったというのです。
ボタン電池はセロテープで絶縁して処分
ホームセンター火災の原因となったボタン電池。
実はボタン電池は、電極同士が接触する事によってショート、発火する可能性があるのです。
使用済みで、不要になったボタン電池だからといって、裸のまま重ねて置いておくのは危険です。
では、不要になったボタン電池はどうすれば良いのでしょうか。
答えは簡単、ボタン電池をセロテープでくくり、絶縁状態にしてから処分すれば良いのです。
そう、セロテープは絶縁体なのです。
(参考…『セロテープを鼻やまぶたに貼る事に問題はあるのか』)
長期的に絶縁したい、という場合には、絶縁テープを使用した方が安全です。
とはいえ、ボタン電池の場合は処分するまで、一時的に絶縁状態を保てれば大丈夫です。
ですので、ボタン電池を処分する時は、電池自体をセロテープで巻いてしまいましょう。
ボタン電池が露出していない状態になれば、絶縁状態です。
警察なども今回の火災の事例から、
「ボタン電池を処分する時は、セロハンテープで電極を覆うなどして、絶縁状態にしてほしい」
と呼びかけています。
手間かもしれませんが、うっかりボタン電池同士が接触した事で、家が火事に…
なんて事にならないよう、しっかりとセロテープでボタン電池を絶縁状態にしておきましょう。
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ボタン電池の処分の仕方
セロテープで覆ったボタン電池は、そうやって処分すれば良いのでしょうか。
自治体によって詳しい部分は変わってきますが、基本的にボタン電池は水銀を含んでいます。
ボタン電池は市町村のゴミで出す事ができません。
ホームセンターや電器店などに、回収ボックスが置いてあります。
そちらのボックスに入れる事で、処分してもらえます。
(もちろんですが、その際にはボタン電池をセロテープで絶縁状態にしてくださいね。)
なお、ボタン電池だと思われがちな電池で、コイン型リチウム電池というものがあります。
一円大のコインのような形をしている電池の事ですね。
こちらは乾電池などと同じように、市町村のゴミとして出す事ができます。
とはいえ、そちらもセロテープで絶縁状態にする事を、お忘れなく。
電池は身近な存在でありながら、火災の原因となる、危険なシロモノでもあるのです。
処分の際には、必ず絶縁状態にしてから、処分しましょう。
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